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バリニーズマッサージの源流は、古代インドの伝承医学にあると言われています。
マッサージは病を癒す「治療」のひとつとして発達してきました。薬や外敵処方による治療などとは違い、
基本となるのは「自然治癒力」という考え方。
人が本来持つ力やエネルギーを呼び覚まし、自らの力で生きる活力を高めることをめざすのが大きな特徴です。
自然治癒力とは、自分の力で病を治し、癒していく力のこと。
生命あるものはみんな生まれながらにしてこの力を持っています。
膝のすり傷がいつの間にか治っていた、十分な睡眠をとったら風邪が治った、という経験は誰もがあるでしょう。
自然治癒力の高い人ほど、この「いつの間にか」が早いのです。
私たち現代人はこの能力が低下している、といわれます。自然治癒力が弱まるのは、体の中に自然ではない流れが
発生しているからとバリニーズでは考えます。
慌しい生活リズムや仕事の疲れ、人間関係によるストレスなどから、いつの間にか身体や心に無理な力が入り、
バランスを失った状態になっているのです。
自然治癒力を高めるには、まず肉体の緊張をほぐし本来の機能を取り戻すことが大切です。
日々溜まる疲れやコリは身体の代謝が滞り、老廃物が溜まっている証拠です。
マッサージでゴリゴリに固まった筋肉やリンパをほぐしてあげると、リンパの流れや基礎代謝が改善されて老廃物が
排出しやすくなります。
血液循環が改善されると身体が温まり、免疫機能も高まります。こうして自らを守り自ら回復しようとする
内なるパワーの土台ができるのです。
⇒次回に続く